yoppieのブログ

フリーランスエンジニア始めます

技術書典7にサークル参加しました

はじめに

先日技術書典8開催のお知らせがありました。 blog.techbookfest.org 技術書典7にサークル参加し、自分で振り返っているうちに書き出したい衝動にかられたので、記事にしました。

参加方法や参加手順は多くの方がネット上に丁寧に上げてくださっているので、僕は書きません。
以下について書きます。

  • 参加するまでの気持ちと準備
  • 執筆中の苦悩
  • 必要となるリソース
  • 当日とその後
  • 大学時代の研究のプロセスと今回の比較
  • まとめ

参加するまでの気持ちと準備

技術書典6までサークル参加ではなく、一般参加していました。
技術書典では、すぐに業務に活かせる内容の本や、ネタ系の本や、独創的な本など、色々な本が販売されており、一般的な本屋では見かけることがない本がたくさんあります。

普段Androidアプリの開発をしているので、いつかサークル参加し、Androidアプリ開発に関する本を販売したいと考えていましたが、お金をもらえる内容にできる自信がありませんでした。
しかし、価値があるかどうかはユーザーが判断すれば良く、価値があるかどうかを自分で考える時間が無駄だと思いました。
とりあえず応募し当選した場合、今自分が持っている全力を込めた内容にしようと考えました。

応募した結果、当選した時は嬉しかったです。
執筆する中でAndroidアプリ開発を深く理解することとなり成長できたので当選して良かったです。

執筆の苦悩

「解決!Androidアプリ開発のアレコレ」という本を書きました。
techbookfest.org
この本の執筆中の苦悩は主に以下の2つです。

  • 理解不足で言語化できなかったこと
  • 執筆完了後にKotlin最新バージョンが変わったこと

理解不足で言語化できなかったこと

「Bitriseを使ったCI/CD環境構築」という章があります。
その章でBitriseの説明をするために、CI/CDの説明をする必要がありました。
CIを構築するメリットは以下です。

  • Commit単位という小さな単位でLintやTestを行うことで、ミスの早期発見につながり、品質の良いアプリケーションが作成されやすくなること
  • 複数の開発者がいたとしても、一定の基準が保証されること

上記のような基本的なことを理解せずにCIを利用していたので、理解する作業から始める必要がありました。
このような事象が複数発生し、進捗が悪かったです。しかし深く理解できましたし、締め切りには間に合いました。 また、「~と思います。」といった曖昧な言い切りではなく、「~です」といった断言する形で文章を作成できました。

執筆完了後にKotlin最新バージョンが変わったこと

執筆完了後にKotlinの最新バージョンが変わったことにより、執筆内容でKotlinに関わる内容を全て確認することとなりました。
特に「様々なライブラリの使い方」という章では17種類のライブラリの「概要」「導入目的」「導入」「実装例」という流れで説明しているので、苦悩しました。

必要となるリソース

このような表紙やDLカードを作成しました。 f:id:yoppiex:20191030205932p:plain:w300 f:id:yoppiex:20191030210018p:plain:w200

印刷所への入稿の都合上、提供されるテンプレートを利用するため、フォトショで作成する必要がありました。
初めてフォトショを利用しましたが、グラデーションの作成やレイヤーを重ね合わせる方法の理解に時間がかかりました。
技術の理解や執筆だけでなく、デザイン作成、宣伝、当日の販売する机に敷く布の準備、お釣りの準備など、タスクが多いので必要となるリソースは大きいです。

当日とその後

立ち読みの本を読み、購入してくれた瞬間に本を作って良かったと感じました。
ブースに遊びに来てくださり、Androidアプリ開発の会話が生まれた瞬間もとても有意義な時間となりました。
技術書典7終了後もBOOTHで販売しており、1週間に1冊のペースで売れています。 tex12.booth.pm

大学時代の研究のプロセスと今回の比較

大学時代の研究のプロセスと今回のプロセスはとても似ています。

  • 研究 課題発見→調査→設計→何かしらを実行→LaTeXで論文書く
  • 今回 課題発見→調査→設計→アプリ作成→Re:VIEWで本書く

研究はとても興味深いですが、楽しいと感じなかったです。
プロセスは似ているのになぜかAndroidアプリ開発の場合楽しいと感じました。

まとめ

キャリアは結果だと改めて感じました。
キャリアプランという言葉がありますが、キャリアは結果なので計画する意味がないです。
自分が興味のあることにチャレンジして楽しむことにフォーカスして生きることが大切だと思いました。