はじめに
今までに
という同人誌を書いてきました。
たまった知見を同人誌という形でまとめることでスッキリさせてきました。
Androidアプリ開発を業務で行う中で保守・改善するための知見もたまってきたのでそろそろまとめたいなと思い「解決!Androidアプリ開発のアレコレ 保守・改善編」という同人誌を書きました。
技書博5にてサークル参加し、そこで新刊として発売します。
ちなみに上記の3つの既刊も発売します。 https://gishohaku.dev/gishohaku5/circles/OM47hzQvVZMzZvawWvAK
「解決!Androidアプリ開発のアレコレ 保守・改善編」は
- 保守・改善の意義と概要
- ビルドスピード改善
- マルチモジュール
- 開発用アプリ
- 導入ライブラリのバージョンアップ
- Dagger Hilt
- その他
という章の構成になっています。この記事ではそれぞれの章を簡単に紹介します。
1. 保守・改善の意義と概要
この章ではAndroidアプリ開発における保守・改善の意義と概要を記載しています。
Android端末が作られるプロセスを確認することで保守・改善が重要である理由を理解できます。
2. ビルドスピード改善
この章ではAndroidアプリのビルドスピードを改善(速く)するための手順と方法を噛み砕いて解説しています。
各項目で対策前と対策後で何秒改善できたか計測しています。
すぐに実践できることも記載しているので、試したことがない項目があればぜひ試して欲しいです。
3. マルチモジュール
この章ではAndroidアプリをマルチモジュール化していないプロジェクトをマルチモジュール化するまでを解説しています。
自身でマルチモジュール化してみて、問題解決に時間がかかった点や、注意点を具体的に記載しています。
4. 開発用アプリ
この章ではAndroidアプリをビルドする際に、本番環境用と開発用で分割する方法の説明と、開発用アプリに導入したいライブラリの紹介をしてます。
Gradleファイルの設定がめんどくさく間違えやすいため章として切り出し詳しく記載しています。
5. 導入ライブラリのバージョンアップ
この章ではAndroidアプリに導入しているライブラリをバージョンアップするためのPull Requestを
自動作成する方法を記載しています。
以下2つの方法が良さそうだったので、両方試した結果を記載しています。
- Dependabot
- Releases Hub Gradle Plugin
6. Dagger Hilt
この章ではDagger Hiltを解説しています。実際に実装し試しました。
DIには苦手意識があったので、正直手を出すのが嫌だなーと思っていました。でも実際にDagger Hiltを試してみると楽にDIを実現できました。
導入方法、実装例、解説という流れで記載しています。
7. その他
この章は1つの章として切り出すほどではないものをまとめた章です。
Gradle Kotlin DSL、Android Studioの機能を用いたアプリ改善などがあります。
書き終えて...
どうしても新しい技術に目がいったり、新機能開発が楽しいなと感じますが、長い目で見た時にプロダクトを保守・改善し、1つ1つをシンプルに保つことが大事だと再確認しました。
また、同人誌としてまとめる作業を行うことで追求することとなり理解度が向上して良かったです。アウトプット大事。
最後に
技書博5での久しぶりのサークル参加がとても楽しみです!
興味のある方は是非遊びにきてください!