個人事業主として開業しフリーランスエンジニアになり3年経ちました。
正社員のエンジニア2年、フリーランスエンジニア3年の経験をもとに、それぞれを比較してみました。
2つの違い
正社員のエンジニアとフリーランスエンジニアを比較しました。 違いは複数ありますが、特に違うと感じた点を2つあげてみました。
開発業務に関する違い
正社員
組織は何らかの目的を持って結成されるもののため、企業には目的があります。
その目的を達成させるためにサービスが存在し、そのサービスの目的を達成するために正社員が存在します。
正社員の仕事の本質は企業やサービスの目的を達成させることなので、業務内容は多岐に渡る可能性が高く開発業務以外も行うことがあります。
例えば以下のような開発業務に関すること以外の業務は正社員が担当することが多いです。
- サービスのロードマップを作成すること
- アプリのPush通知を表示するタイミングを考えること
- タスクを管理すること
フリーランス
フリーランスは業務委託契約をもとに動きます。
ほとんどの場合、業務を委託されて遂行するためフリーランスの仕事の本質は業務を完了させることです。
よって、仕様やUIのデザインをもらい、設計、開発、テストを行い作成物を渡すことが業務内容となります。
開発業務に特化しているため、短期間で技術力が向上します。自分の技術力の向上に重きを置いている場合、フリーランスが向いています。
給与や報酬を増やす方法の違い
正社員
正社員の場合の給与の増やし方は
- 評価制度による評価を上げること
- 転職
です。ただし頻繁に転職するとジョブホッパーとなるためよくないです。
一般的に正社員の場合評価が上がると給与が増えます。
正社員全員をできる限り平等に評価するため、評価制度を定めている場合が多いです。
よって評価制度に定められている評価指標を達成したことを成果とともに報告することで給与が増えます。
フリーランス
フリーランスなどの業務委託を評価する評価制度は一般的にありません。 フリーランスの場合の報酬の増やし方は
- 交渉後、契約内容を変更
- 契約先を変更
です。
業務委託契約を結んでいるため報酬は契約内容に記載されている通りになります。
よって同じ契約先で報酬を増やす場合、交渉し契約内容を変更する必要があります。
ただし、交渉したとしても少ししか報酬を増やすことができないです。
フリーランスの場合契約先を頻繁に変更したとしてもジョブホッパーにならないため、報酬の増やす場合契約先を変更する方法が効率的です。
新刊の執筆
「正社員・フリーランス エンジニア徹底比較」という同人誌を執筆しました。
正社員のエンジニア2年、フリーランスエンジニア3年の経験をもとに、正社員のエンジニアとフリーランスのエンジニアを徹底的に比較しています。
比較することで読者や読者の周囲のエンジニアがどちらに適しているのかを理解してもらうことを目的としています。
上記には2点の違いを記載しましたが、新刊には僕が体感したり気づいた違いを全て記載しています。
目次
目次は以下です。
- 業務内容編
- 働き方編
- 雑務編
- 性格編
- その他
各章で様々な観点の質問があり、回答を考えながら読み進めることで、どちらに適しているのかを判断できる構成にしています。
今は表紙の作成などの準備をしているところです。
参加予定のイベント
技術書典13に当選したので、サークル参加します!
この新刊は技術書典13で出します。
今回はオフライン開催があります。久しぶりのオフライン開催のため、とても楽しみにしています。
興味のある方は是非ENGINYというサークルを見てみてください。